神ノ戸の岩場にて

JFAに記載されたケミカルアンカー欠落の事について。

その日は、午後から雨の予報

カラヤブリというルートを登り、ロワーダウンしながら、打変えられたボルト位置のチェックをしようと、回りを見渡すと、左隣のルート(御開帳)の核心部分5~6本目あたりのケミカルアンカーが、1㎝ほど岩から出ているように見え、嫌な予感がしたので、左に移動し下降して、気になるアンカーをチェック。

片手で回してみると、クルッと簡単に回転してしまい、そのまま引き抜けてしまった。
これはマズイ と思い、回りのケミカルもチェックしたところ、大丈夫である感じがしたので、とりあえずクライミングは再開。

下山してからJFAの井上氏に連絡して、状況説明した。

引き抜けてしまったケミカルアンカーは、溶剤の配合に何からのミスがあり硬化障害を起こしたと思われる。
表面部分は、爪で強く押すと爪痕が着く感じで、奥の部分は、キャラメルが溶けた感じでドロドロになっていた。

周りのクライマーに聞くところによると、最近このルートを登っていたクライマーがいたというが、事故が起こる前に気付いて良かったと、胸を撫で下ろしたと同時に、怖さも感じた。
いかに頑強なケミカルアンカーといえども、こういう事もあるのだと勉強になった。
少なくとも、これから登ろうとするルートの支点チェックは行いましょう。

そして、何においても100%の安全はないと自覚し、危険のリスクを承知した上でクライミングに関わらなくてはならないと思います。
事故怪我なく、1日を無事に終える。
未来のクライミングの為には、これが一番大事な事です。

安全を作るには、どうしたらいいのか?
を、常に考えて行動する事を忘れずに
楽しんでいきたいものですね!

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溶剤硬化不良を起こしたケミカルアンカー。

打変え後、数ヶ月経過しているものである。
表面は多少硬化しているが、奥の部分はキャラメルが溶けたような感じになっている

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プロフィール

勝井 武志

Author:勝井 武志
1971年7月17日 生まれ(45歳) 
AB型
千葉県在住
日本各地の岩場でクライミングを実施
 岩場における
 O.Sグレード 5.12d
 R.Pグレード 5.14a
 ボルダーグレード 三段

経歴・資格
社団法人日本山岳ガイド協会認定
フリークライミングインストラクター
(シングルピッチ・マルチピッチ)資格。
奥多摩クライミング委員会。
北海道十勝クライミングジムルートセット契約スタッフ。
T-Wall、エナジーのスクール講師を経験。



趣味 ルアーフィッシング(海・川・湖)

連絡先
メイン連絡先⇒ t_katsui_717@docomo.ne.jp(携帯)
サブ連絡先⇒ tkclimb07@yahoo.co.jp(PC)
 
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